News Release

平成18年1月25日
各 位
   melcogroup
会 社 名株式会社 メルコホールディングス
(URL /)
代表取締役社長  牧  誠
コード番号6676 (東証・名証第一部)
問合せ常務取締役経営統括本部長 牧 博道
本社所在地名古屋市中区大須四丁目11番50号
     (TEL 052-251-6891)

【補足説明】自己株式の取得の影響について

  昨日(平成18年1月24日)にお知らせした自己株式の取得について、多くのお問合せをいただきました。一般の投資家の皆様に分かりやすい情報開示が必要と考え補足説明をさせていただきます。
 

      ■ 経緯

  当社は、これまで同族会社として留保金課税の対象となっていました。当社は現在成長期にあるため、今後当社の利益規模が拡大するとこの留保金課税負担はさらに大きなものになります。
  同族会社の認定をはずすためには、オーナー一族の持株比率を50%以下にする必要があります。そのためオーナー一族の協力をあおぎ、その保有株式の一部を売却していただくことにしました。これにより当社は同族会社の認定から外れることとなり、留保金課税の負担(当期の見込み額約3億80百万円)を無くすことができます。このオーナー一族の保有する株式の売却にあたり、大量の株式を市場で売却することは株価への影響も懸念され一般の株主様にご迷惑をおかけすることになりかねません。そこで当社は自己株式の取得という方法を選択いたしました。これにより、1株あたりの利益が約27.3%向上し167円と試算されるなど一般の株主の方への還元になると同時に、ROE(株主資本利益率)が約10%から約16%に向上させることにより新たな投資先としての魅力も増すものと考え、まさに株主還元と会社の利益向上の一石二鳥を得られる画期的な方法であると考えます。なお、取得した自己株式は今期中に取締役会の決議を得て消却する予定です。
  以下に、平成17年12月31日現在の株主資本と平成17年10月11日に公表しました業績予想の数値からその影響がどの程度見込めるのかを試算します。


      ■ 影響の見積もり

1株当たり利益 130円08銭 → 167円05銭  (27.3%増)
   
ROE 10.5%    → 16.4%      (5.9ポイントの改善)
   
    *取得した自己株式は取締役会決議を得て消却する予定です。


      ご参考
      ■ 試算の内容

1. 自己株取得による1株あたり利益への影響
  平成17年10月11日に公表した1株あたり利益 130円08銭
  自己株式取得後の試算
  (当期予想純利益35億円−役員賞与見込み50百万円) ÷ (発行済株式総数26,125,773株−自己株式数3,006,934株)=149円22銭   → 19円14銭(14.7%増)の一株利益押し上げ効果
     
2. 留保金課税負担がなくなることによる1株あたり利益への影響
  当期に見込んだ3億80百万円 ÷(発行済株式総数26,125,773株−自己株式数3,006,934株)  =16円43銭   → 16円43銭(12.6%増)の1株利益押し上げ効果
     
3. 総合的な1株当たりへの影響とROE向上への効果
  1株当たりの利益への効果 19円14銭+16円43銭=35円57銭 (27.3%増)
  1株当たり利益の見積もり額 130円08銭+35円57銭=167円05銭
     
  ROEの試算(ここでは直近の株主資本の額と業績予想の数値を用いて簡易的に試算しています)
  平成17年12月現在の株主資本 334億24百万円
  予想当期純利益 35億円
  自己株式の額 97億50百万円
  課税負担の減少額 3億80百万円
     
  平成17年12月31日時点での試算  
予想純利益35億円 ÷ 株主資本334億24百万円=10.5%
     
  自己株式取得後の試算  
(予想純利益35億円+税負担減3億80百万円) ÷ (株主資本334億24百万円−自己株式の額97億50百万円) = 16.4%
     
  期中での試算ですので簡易的な計算でありますが、ROEを10.5%から16.4%へと押し上げる効果があります。
     
  注.ROEの計算には多くの方法があり、数値が上記の計算とは異なる場合もあります。しかし、数値を押し上げる効果はどの計算方法を用いても表れます。

以 上

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