News Release
平成16年10月8日
各 位
会 社 名
株式会社メルコホールディングス
(URL http://melco-hd.jp)
代表取締役社長 牧 誠
コード番号
6676 (東証・名証第一部)
本社所在地
名古屋市中区大須四丁目11番50号
業績予想の修正に関するお知らせ
最近の業績動向を踏まえ、平成16年5月10日に公表した 平成17年3月期中間・通期の連結業績予想を、下記のとおり修正いたしましたのでお知らせいたします。
記
メルコグループ連結業績予想の修正
1.中間期 (平成16年4月1日〜平成16年9月30日) (単位:百万円)
売上高
経常利益
当期利益
前回発表予想 (A)
57,000
2,900
1,400
今回発表予想 (B)
50,500
1,500
600
増減額 (B−A)
△6,500
△1,400
△800
増減率 (%)
△11.4%
△48.3%
△42.9%
前期(平成16年3月期中間)実績
50,313
2,019
1,253
対前年増減率 (%)
0.4%
△30.7%
△52.1%
2.通期 (平成16年4月1日〜平成17年3月31日) (単位:百万円)
売上高
経常利益
当期利益
前回発表予想 (A)
122,000
6,300
3,100
今回発表予想 (B)
107,000
4,400
1,600
増減額 (B−A)
△15,000
△1,900
△1,500
増減率 (%)
△12.3%
△30.2%
△48.4%
前期(平成16年3月期)実績
103,703
5,409
3,055
対前年増減率 (%)
3.2%
△18.7%
△47.6%
メルコホールディングス個別業績予想の修正
1.中間期 (平成16年4月1日〜平成16年9月30日) (単位:百万円)
営業収益
経常利益
当期利益
前回発表予想 (A)
3,000
2,600
2,600
今回発表予想 (B)
3,100
2,700
2,300
増減額 (B−A)
100
100
△300
増減率 (%)
3.3%
3.8%
△11.5%
前期(平成16年3月期中間)実績
−
−
−
対前年増減率 (%)
−
−
−
2.通期 (平成16年4月1日〜平成17年3月31日) (単位:百万円)
営業収益
経常利益
当期利益
前回発表予想 (A)
3,600
2,600
2,600
今回発表予想 (B)
4,600
3,800
3,300
増減額 (B−A)
1,000
1,200
700
増減率 (%)
27.7%
46.1%
26.9%
前期(平成16年3月期)実績
185
5
25
対前年増減率 (%)
2,484.5%
74,378.5%
12,757.1%
修正の理由
(1)連結中間期
当中間期のわが国経済は、好調な企業業績が下支えとなり失業率の改善や個人消費の持ち直しなど、景気は回復基調で推移しました。しかし、オリンピックイヤーの影響と記録的な猛暑により消費が一時的に偏り、家電市場の好調とは裏腹にパソコン関連市場の需要は停滞しました。
こうした状況下で、当社グループは、デジタルホーム市場の育成、ホームネットワーク市場での無線LANのデファクトスタンダード化の推進、メモリやストレージ製品を始め全製品にわたるコスト競争力の強化等に合わせ、経費節減による収益性の改善に努めました。しかしながら、無線LANの導入のきっかけとなる、個人向けのパソコン販売の停滞や個人情報漏洩問題などの影響によるブロードバンド回線の新規加入数の減少等により、ブロードバンド関連製品の売上が伸び悩みました。またこれら夏場の需要停滞は当社グループの製品全般にもおよび、激しい製品価格の低下もあって売上高・利益に影響しました。この結果、当初の業績予想を売上高505億円(前年同期比0.4%増)、経常利益15億円(同30.7%減)、当期純利益6億円(同52.1%減)に修正します。
(2) 連結通期
通期のわが国経済は、原油高による景気の減速懸念はあるものの、米国や中国の景気が急減速しない限り成長を持続できると思われます。夏場に停滞したパソコン関連製品の個人消費も冬の需要期には回復するものと思われ、反動での需要急増も予測されます。
こうした状況下で、メルコグループはデジタルホーム市場の育成に向けた製品力の強化に加え、市場開拓余地の大きい国内法人市場や海外市場の開拓を進めます。
これまで培ってきた技術力やブランド力を背景に、法人ユーザからの強い要求があるセキュリティを強化したネットワーク製品や信頼性の向上を図った新製品の投入などにより法人市場でのプレゼンスを高めます。
また、これまで販路開拓に努めてきた海外の市場では、米国市場において販売チャネルの見直しと製品ラインアップの強化が成果を出し始めています。特に無線LAN製品に続いて新たに販売を開始したストレージ製品が、好調な出足を見せています。これは、当社グループの販売戦略が成長を始めた米国の外付けハードディスク市場のタイミングに合致したことによるものです。
今後の当社グループにとってますます重要性をますデジタルホーム市場に対しては、パソコンの動画をネットワーク経由で普通のテレビで再生する映像関連装置(LinkTheater)やそれらの動画を保存するネットワーク接続のハードディスク(LinkStation)を中心とするデジタルホーム製品を前年比60%増となる47億円の規模まで拡大させていきます。
ストレージ製品では好調なハードディスクに加えDVDドライブのシェアアップに努めます。メモリ製品では急激な市場拡大を続けているUSBフラッシュドライブ(ClipDrive)に対し製品価格低下によるユーザ層の拡大や幅広いラインアップによる数量増を図ります。ブロードバンド製品では、無線LANにハイパワーモデルやリモートアクセスモデルなど特徴ある製品を投入し、さらなるブランド力向上を目指します。
初心者でも簡単に強固なセキュリティを実現できる無線LAN設定システム「AOSS(TM)」の普及を推進します。既に大手家電メーカより 「AOSS(TM)」を搭載した家電製品第一号が発売されました。さらに複数のメーカより発売が予定されており、当社グループの無線LAN製品の魅力が一段と増してきます。今後も多くの家電メーカに採用されるよう努力し、安全で便利なネットワーク社会の形成に貢献してまいります。
この無線LAN製品と映像関連製品やストレージ製品が相乗効果により市場を拡大できるよう努めます。また、多様化するニーズに応える製品ラインアップの強化や差別化された新しいシステム提案を行います。
このような戦略のもとで、既存市場でのシェア向上と新たな市場開拓で売上増大に努めるとともに、原価低減による収益性の確保を図ることにより下半期の業績は確保できる見通しであります。しかし、上半期の当初計画未達分が大きく、通期の業績予想を売上高1,070億円(前年同期比3.2%増)、経常利益44億円(同18.7%減)、当期純利益16億円(同47.6%減)に修正します。
(3) 個別業績予想の修正
株式会社メルコホールディングスの主要な営業収益である株式会社バッファローからの配当が増加したため、中間期の個別業績予想を営業収益31億円、経常利益27億円、当期純利益23億円、通期の個別業績予想を、営業収益46億円、経常利益38億円、当期純利益33億円に修正します。
(注) 上記の業績予想につきましては、現時点で得られた情報に基づいて算定しておりますが、多分に不確実な要素を含んでおります。従いまして、実際の業績は、業況の変化などによりこの業績予想と異なる結果になる場合があります。
以 上
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