News Release
平成15年10月8日
各 位
会 社 名
株式会社メルコホールディングス
代表取締役社長 牧 誠
コード番号
6676 (東証・名証第一部)
本社所在地
名古屋市中区大須四丁目11番50号
業績予想の修正に関するお知らせ
最近の業績動向を踏まえ、平成15年5月13日に公表した平成16年3月中間・通期の連結業績予想を、下記のとおり修正いたしましたのでお知らせいたします。
記
メルコグループ連結業績予想の修正
1.中間期 (平成15年4月1日〜平成15年9月30日)
(単位:百万円)
売上高
経常利益
当期利益
前回発表予想 (A)
43,800
1,700
850
今回発表予想 (B)
50,200
2,000
1,200
増減額 (B−A)
6,400
300
350
増減率 (%)
14.6%
17.6%
41.2%
前期(平成15年3月期中間)実績
39,089
1,336
705
対前年増減率 (%)
28.4%
49.6%
70.1%
2.通期 (平成15年4月1日〜平成16年3月31日)
(単位:百万円)
売上高
経常利益
当期利益
前回発表予想 (A)
94,500
4,100
2.000
今回発表予想 (B)
102,500
4,500
2,500
増減額 (B−A)
8,000
400
500
増減率 (%)
8.5%
9.8%
25%
前期(平成15年3月期)実績
87,482
4,081
1,868
対前年増減率 (%)
17.2%
10.2%
33.8%
修正の理由
1.中間期
当期のわが国経済は、個人消費や失業率に著しい改善は見られないものの、企業の設備投資意欲や株価の復調など、 まだら模様ながら景気は回復の兆しを見せています。当社の関連するIT業界においても、パソコン需要の減退に歯止めがかかり、 ブロードバンドや動画を利用するユーザが増加するなど最悪期を脱したように見受けられます。こうした状況の中、 当社はブロードバンド社会への全社的取り組みと製品力の強化が奏効し、当中間期における業績は前回発表の予想を大幅に上回る見通しとなりました。
売上高については、無線LAN製品が予想通りに伸張した上、成熟市場と位置づけているメモリ及びストレージ市場に向けて提案した新製品がヒットし、 新しい需要を喚起することに成功しました。また、同市場に対し、原価低減によって得た価格競争力を活用し懸命な販売強化に努めた結果、 連結売上高502億円(前回予想比14.6%増)となる見通しです。
経常利益については、安定収益源としてのメモリ製品とストレージ製品の売上げ増に伴う収益増がありました。 しかし、中間期末の急激な円高により在庫の評価損を計上することと、無線LANを中心としたブロードバンド関連製品に対する積極的な投資を実施したことにより、売上増に比し増益は小幅にとどまり、連結経常利益20億円(前回予想比17.6%増)となる見通しです。
2.通期
今後のわが国経済は、現段階では緩やかな回復基調にあるものの、円高による景気失速の懸念も拭えず、必ずしも楽観は許されません。 また、IT業界においても、ブロードバンド関連分野の拡大は引き続き見込まれますが、パソコン市場の成熟化の傾向は避けられません。 このような状況下で、当社はブロードバンドの普及とPCユーザの動画利用の流れを捉え、次代に向けてホームネットワーク市場の創出を図ります。 これにより一旦は成熟した従来製品の分野からも新たな活力の芽を探るとともに市場での存在価値の強化に努めます。 しかしながら、下半期の不透明な事業環境を勘案し、通期の業績見通しについては、連結売上高1,025億円(前回予想比10.9%増)、 連結経常利益45億円(前回予想比9.8%増)に修正します。
(注) 上記の業績予想につきましては、現時点で得られた情報に基づいて算定しておりますが、多分に不確実な要素を含んでおります。従いまして、実際の業績は、業況の変化などにより業績予想と異なる結果になる場合があることをご承知おき下さい。
以 上
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