News Release

平成16年3月期　第1四半期業績の概況

平成15年7月8日

上場会社名　株式会社メルコ 　（コード番号 ６９１３　東証、名証　第1部）
（ＵＲＬ　http://buffalo.jp）
代表者役職・氏名　代表取締役社長　牧　誠
問合せ先責任者　役職・氏名 取締役管理本部長　牧　博道

１． 四半期業績の概況の作成等に係る事項
　売上高又は売上に相当する事項の会計処理の方法の： 無
　最近連結会計年度における認識の方法との差異の有無

２．平成16年3月期第１四半期の業績概況（平成15年4月1日〜平成15年6月30日）

（１）連結売上高　（百万円）

平成16年3月期
第1四半期 		対前年四半期
増減率 		平成15年3月期
第1四半期 		参考
平成15年3月期通期
売上高 25,330 22.6％ 20,663 87,482

　（注）売上高の数値は監査法人による監査を受けておりません。


［製品分類別連結売上高］　　（百万円）

平成16年3月期
第1四半期 		平成15年3月期
第1四半期
金　額 構成比（％） 金　額 構成比（％）
メモリ 7,524 29.7 5,817 28.2
ストレージ 9,503 37.5 7,358 35.6
ネットワーク 6,315 24.9 5,654 27.4
　ブロードバンド（注） 5,142 20.3 4,317 20.9
その他 1,986 7.8 1,832 8.9
合　計 25,330 100.0 20,663 100.0
(注)ブロードバンドはネットワークの内数です。

［売上高に関する補足説明］

　当第1四半期におけるわが国経済は、当初心配された新型肺炎（ＳＡＲＳ）の影響も徐々に薄れ、各企業より発表された前年度の決算内容が比較的順調であったことから、わずかながら明るさを取り戻しました。しかし、個人消費や企業の設備投資意欲は依然として回復しておらず、実体経済にまだ力強さはみられません。
　当社の属するＩＴ業界は、5月にはブロードバンド回線数が全国で一千万回線を超えるなど、ＳＯＨＯ及び個人向けのブロードバンド関連市場は順調に拡大しています。
　こうした状況下で、当社は安定的な収益源としてのメモリ及びストレージ製品ならびに次代に向けたキープロダクツとしての無線ＬＡＮ製品に関し積極的な新製品投入と懸命な販売努力をいたしました。
　メモリ製品では、前年よりパソコンで中心的に搭載され始めたＤＤＲ（ダブルデータレート）タイプのメモリモジュールが大幅に伸張した他、パソコンの新たなリムーバブルメディアとして提案した当社のＵＳＢフラッシュディスクが、ユーザから多大なご支持をいただいています。
　ストレージ製品では、パソコン上でデジタルビデオ、ＴＶ番組、映画などの動画を利用するユーザが増加し、このニーズに応えて市場に投入したＤＶＤライター、ハードディスクドライブ等の新製品が大幅に伸張しました。
　ブロードバンド関連製品では、新規格ＩＥＥＥ８０２．１１ｇに対応した新製品を世界に先駆け（前期末）発売したことが効を奏し、無線ＬＡＮ製品全体の販売台数は前年比2倍となり、ユーザ層の拡大は好調に推移いたしました。しかしながら、積極的な低価格化と開発強化への先行投資により、収益性には今後の改善余地を残すこととなりました。また、無線ＬＡＮ製品の新たな販売チャネルとして子会社にて取り組みましたレンタルビジネスについては、まだ緒についたばかりで、連結売上高および利益に対する影響は軽微にとどまりました。

　［ご参考］
連結経営成績の進捗状況　　（百万円）

売上高 営業利益 経常利益
平成16年3月期
第１四半期 		25,330 915 1,010

個別経営成績の進捗状況　　（百万円）

売上高 営業利益 経常利益
平成16年3月期
第１四半期 		24,787 879 961
（注）各数値は決算期のような会計上の修正を行っておりません。又、監査法人による監査を受けておりません。

（２）当該四半期において企業集団の財政状態及び経営成績に重要な影響を与えた事象

　 該当事項はありません。


３．平成16年3月期の業績予想（平成15年4月1日〜平成16年3月31日）

連結　　（百万円）

予想売上高 予想経常利益 予想当期純利益 1株当り予想当期純利益
中間期 43,800 1,700 850 32円53銭
通　期 94,500 4,100 2,000 76円55銭

個別　　（百万円）

予想売上高 予想経常利益 予想当期純利益 1株当り予想当期純利益
中間期 43,000 1,800 950 36円36銭
通　期 92,000 4,300 2,200 84円21銭
（注）平成15年5月16日に自己株式を715,200株消却し、発行済株式総数は26,125,936株となりました。

［業績予想について］

　今後のわが国経済は、足元で株式市場の活性化、金融不安の軽減など明るさの兆しは見えますが、デフレ経済から脱却し、本格的な景気回復への軌道に乗ったとは思われず、先行きにはまだ慎重にならざるを得ません。
　当社の第１四半期の業績は順調に推移し、この状況はさらに続くものと思われます。しかし、不透明な経済環境に鑑み、現段階では当初の業績予想数値を継続したいと考えます。

（注）業績予想につきましては、現時点で入手可能な情報に基づき当社グループで判断したものです。予想には様々な不確定要素が内在しており、実際の業績はこれらの予想数値と異なる場合があります。
以 上


平成16年3月期　第1四半期業績の概況 （PDF 41KB）

※PDFをご覧いただくには、 Acrobat Reader4.0 以上が必要です。
All right reserved Copyright MELCO HOLDINGS INC. 2003.